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外科

鼠径ヘルニア(そけいへるにあ)

 

足の付け根付近が立ったりお腹に力を入れるとふくらみ、体を横にしたり手で押さえると引っ込む状態を鼠径ヘルニアといいます。

 

出ている内容は腸管であることが多いので俗に脱腸とも呼ばれますが、腸ではなくお腹の脂肪である場合もあります。ヘルニアの原因は子供の場合は生まれつきの場合が多く、大人はお腹の筋肉や靭帯が弱くなり、すき間ができ易くなることによります。ヘルニアは自然には治癒しないため、手術して治療することが必要となります。内容がとび出したままで戻らないのを嵌頓(かんとん)と呼び緊急手術が必要です。

 

手術は、以前は糸で弱い部分を縫い合わせていましたが、最近ではパッチ、メッシュ、プラグ、などと呼ばれる人工の補強材を使用する方法が一般的になっています。

 

足の付け根に隆起を認め不快な症状があるかたは、是非ご相談ください。

急性虫垂炎(きゅうせいちゅうすいえん)

虫垂は右下腹部にあり、大腸の始まりである盲腸から突出し盲端となる腸管の一部です。この虫垂に炎症を起こすのが急性虫垂炎です。

腹痛、発熱、嘔吐、などがみられます。

腹痛は、まずみぞおちのあたりが痛くなり、右下腹部に痛みが移動する例が多く、周囲に波及すると下腹部全体が痛くなります。

手術を行う場合、その日に緊急手術を行うこともありますが、炎症の程度により抗生物質の投与で経過をみてから手術を行うこともあります。

虫垂切除術は、右下腹部を斜めに約3~4cm切って行う手術(開腹手術)と、腹腔鏡手術があります。それぞれ患者さんの状態に合わせた治療を選択します。

胆石症(たんせきしょう) 胆嚢炎(たんのうえん)
胆嚢ポリープ(たんのうぽりーぷ)

胆石症の多くは症状なく経過しますが、腹痛や発熱が現れることがあります。
肝臓で作られる胆汁に溶けているコレステロール、ビリルビンなどの物質が原因で結石となります。
胆石には、胆嚢結石、総胆管結石、肝内胆管結石があります。
胆嚢から総胆管に結石が流れ出れば、総胆管結石となります。

胆嚢ポリープや胆嚢腺筋症といった良性疾患も手術適応になることがあります。

治療は、腹腔鏡手術で胆嚢を摘出することが基本です(腹腔鏡下胆嚢摘出術)。
腹部に4箇所の穴を開けて、挿入されたスコープから腹腔内をモニター画面に描出しながら、胆嚢を摘出します。

 

 

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