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放射線科

概要・特色

診療放射線技師5名(男性3名、女性2名)が撮影、検査を担当しています。女性の技師が在籍していますので、女性の患者さまにも安心して検査を受けていただけます。検査ごとにそれぞれ個室の更衣室を用意しております。

技師ひとりひとりが、技術、専門知識の向上、被ばくの低減、検査及び待ち時間の短縮を心掛けて業務にあたっています。常に進歩する医療技術に対応するため、様々な研修会や学会など積極的に参加し、より高度な知識、最新技術の習得に努めています。

放射線科にはX線撮影装置、CT装置、MRI装置、骨密度測定装置、マンモ撮影装置、X線TV撮影装置、外科用X線透視装置があります。

これらの画像検査を他科との協力体制で実施し、専門医がレポートを作成することで、より質の高い医療を目指しています。
また、地域医療連携として、近隣の連携医療施設からの画像検査依頼も積極的に受け入れています。画像データはCD-Rに焼き付け患者様に持って帰ってもらいレポートは当日、又は遅くても翌日までには紹介施設にFAX送信し郵送いたします。 

 

 

        X線一般撮影装置

X線を身体に照射して透過した画像を得ます。胸部(肺炎、心肥大等)や腹部(ガスのたまり、胆石、尿管結石)、骨の一般撮影(骨折、脱臼等)はX線のなかでも基本

的な撮影です。

平成26年3月に最新型FPD撮影(フラットパネルディテクター)装置を導入しました。

この装置はオートマティックシステムにより検査時間の短縮、写真画質の向上、被ばく低減ができるようになりました。

2室ある一般撮影室に加え、撮影室まで移動が困難な患者さんに対応できるよう移動式エックス線撮影装置(ポータブル装置)も稼働しています。

 

 

       X線透視装置

X線画像をテレビ画面を通して画像を見ながら検査をします。

主に行われる手技として胃透視、食道造影、注腸造影、内視鏡的逆行性胆管造影(ERCP)や脊髄腔造影(ミエログラフィー)、関節ブロック撮影などがあります。

胃透視について

造影剤(バリウム)と発泡剤という炭酸のように空気を発生させるお薬を飲みながら、胃を観察し様々な角度で写真撮影を行う検査です。潰瘍やポリープ等の有無が分かります。検査時間は人によって異なりますが、およそ15~20分程度です。
当科では市の健診・企業健診・人間ドックを行っています。申し込みは病院窓口までお問い合わせ下さい。

 

 

 

 

 

 

 

      マンモグラフィー(乳房X線撮影)

日本人の乳がん疾患率は年々増加し、今では12人に1人が生涯に罹患するほど女性に発生するがんとしては最も多い病気となっています。また、乳がんの死亡数も年々増加し、女性の壮年層(30代~64歳)の死亡原因の第1位となっています。
マンモグラフィとは、乳腺専用のX線撮影装置でレントゲン検査を行う検査で、乳がんの早期発見に欠かすことのできない、最も有効な画像診断の1つです。マンモグラフィ装置では、乳房を2枚の板(圧迫板)で挟み、できるだけ乳房を引き伸ばして撮影します。

これは、乳房をできるだけ引き伸ばし薄くすることで、より少ない放射線量で撮影を行うためです。乳房を圧迫することにより受診者は痛みを感じることもありますが、常にコミュニケーションを取りながらポジショニングを行い、安心して検査を受けていただけるよう努めています。

 

 

     マルチスライスCT装置 80列

X線を使って、身体を輪切りにした画像が得られます。全身どこでも検査出来ます。レントゲン写真が放射線を一方向から照射する2次元の画像であるのに対して、CT画像は多角的に放射線を照射することで、3次元的な画像を得ることができます。これによってレントゲン写真では骨や臓器に重なって確認しにくい病変が、CT画像ではより精密に診断することができます。

当院で使用しているCT装置はAIDR 3Dを搭載しており、従来の75%の被ばく低減効果を発揮します。検査時間は5分ほど

です。(より詳しく検査する場合、造影剤を使っての検査も可能です。)

 

 

 

 

         

            MRI装置 1.5T

放射線を使わずに、磁場と電磁波を使っての検査です。全身どこでも30分ほどで検査出来ます。レントゲン写真では確認しにくい脳や軟部組織(脊髄神経・椎間板・靱帯・腱の損傷や断裂・腫瘍など)の検査に用いられます。また、レントゲン写真では分からない骨折(不顕在骨折)や損傷もMRIで診断できる場合もあります。頭の血管も造影剤を使うことなく、検査することができます。

土曜日も朝の診察開始から午前中11時30分まで検査枠がありますので、学生の方や、働いている方にも受けてもらいやすくなっています。予約状況によっては当日で

も検査ができますので、医師や看護師に相談してください。

(心臓ペースメーカー、人工内耳、植込み型除細動器をいれている方は検査が受けられません。安全のため、検査前にはすべての方に問診と着替えをしていただきます。)

 

 

 

            骨密度測定装置

骨粗しょう症の診断の為の検査です。腰の骨と股関節の骨にX線を使ったDEXA法で検査します。現在、DEXA法が最も信頼性の高い骨量測定法であり、誤差が少ない、測定時間が短い、放射線の被ばく量も少ないという利点があります。

検査時間は5分ほどです。

 

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